360°の全天球写真はもちろん、映像まで撮影できる、リコーのTHETA S。それをJR PROPOのドローン(マルチコプター)NINJA 400MRに搭載し、ムービーを撮影してみた。ドローンでの空撮というと、ホバリングしての定点からの映像であったり、ゆっくりと移動しながらのムービーを創造するだろうが、このNINJA、エアロバティックドローンなのでスピードを出したフライトはもちろん、ロールやループ、背面フライトなど、いわゆる3Dフライトが可能な珍しい機体。例えば、レッドブルエアレーサーのようなフライトが可能で、しかもホバリングまでできてしまうわけだ。最近、FPVなども活用されはじめたり、航空機にカメラを搭載してのパイロットビュー映像は珍しくなくなってきているが、実際のパイロットは前面だけを見ているわけではない。機体の状態を把握するため、飛行ルートを確認するため、前面だけでなく、あらゆる方向を見ながら操縦しているわけだ。あなたも車やオートバイを運転しているときも、前方向だけ見ながら運転はしていないだろう。フライヤーはJR PROPOの国井氏。ラジコンヘリのF3Cという競技の日本チャンピオンであり、3Dフライトなどもこなす世界トップクラスのヘリフライヤーだ。
モーターを逆転させることでご覧のような背面飛行ができる、世界的にも珍しいドローン(マルチコプター)であるのがNINJA 400MRだ。
ということで、今回のNINJA+THETA Sによる映像は、通常カメラでは不可能な、実際のパイロットの視点を再現しているものと言っていいだろう。エアロバティックドローンならではの迫力の映像をぜひご覧いただきたい。まさに、レッドブルエアレーサーはこんな風景の中、飛ばしているんだろうなぁ、というのがわかるはずだ!
この機体の詳細などは、『RCヘリフライト&セッティング2015』ではもちろん、2016年1月26日発売予定の『RCヘリフライト&セッティング2016』にも掲載するので、そちらもぜひ合わせてご覧いただきたい。ちなみに、以下の映像、間違えてカメラを前後逆に搭載してしまったので、180°回転してください…。また、iPhoneまたはAndroidのYoutubeアプリでご覧いただくと、端末の向きを変えることで映像の向きも変わりますよ! VR的視聴ができるのでオススメです!